鈴虫の飼い方・育て方!最適な温度はどのぐらい?
夏になると鈴虫の鳴き声が響いてきます。
その鳴き声は美しく、涼しささえも感じますよね。
そんな鈴虫を飼ってみませんか?
鈴虫を飼い方、育て方をまとめてみました。
鈴虫はどんな虫?
約2㎝ほどの大きさで、「りんりん」と名前の通り鈴がなるように鳴きます。
コオロギ科に属すのですが、日本のコオロギ科の中でもかなり大きい部類。
夜行性で明るい所に集まる習性があるので、街灯のしげみなどに潜んでいます。
鈴虫はオスしか鳴きません。
鳴く理由は諸説ありますが、縄張りを主張したり、メスに求愛を求めて鳴くと考えられています。
7月下旬から10月上旬までは、成虫として活動していますが、それ以降は寿命のため亡くなってしまいます。飼育されている鈴虫が10月以降も生きていると報告もあるのできちんと飼育されている鈴虫は少し長く生きることができるようです。
鈴虫の飼い方
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飼育用ケースが必要になります。
水槽などが良いでしょう。
上の画像のような虫かごも最適です。
鈴虫はカラスなどに張り付くことができないので、蓋をきちんとしておけば脱走を防ぐことができます。
・鈴虫用のマット
木屑や土を用意します。
・炭、枝、割れた鉢植え
鈴虫が休める場所を作ります。
暗い場所を作ってあげると、ストレスが溜まりにくくなります。
炭は湿気も吸収してくれ、脱臭効果もあるのでおすすめです。
野菜が直接地面に触れないようにするため、串があるといいですね。
・霧吹き
鈴虫は乾燥した所では生活ができないため、マットを適度に湿らす必要があります。
餌について
ナスやキュウリなどの野菜を好みますが、基本的に雑食などで肉類も食べることがありますね。
かつお節などを入れてあげると、食べてくれるので、入れてあげるようにします。
特に数匹同時に飼う時は必ずかつお節を入れてあげます。
肉類が足りないと判断すると、共食いをする恐れがあるので注意しましょう。
餌を置く時に注意が必要なのが、マットに直接置いてしまうことです。
直接置いてしまうと、カビが発生する可能性があり、コバエがわく原因になるので餌をあげる時は必ず串に刺して、直接マットに触れないようにします。
かつお節はお皿に入れてあげる良いです。
餌の交換は1日1回必ず交換します。
霧吹きでマットを乾燥しないようにしますが、この時直接鈴虫に水をかけてしまうと鈴虫が弱ってしまうので注意が必要です。
鈴虫の飼っているケースの近くで、殺虫剤や蚊取り線香を使うのはNGです。
鈴虫も一緒に駆除してしまいます。
虫よけスプレーを自分に使っていた時も注意が必要です。
着替えたり、シャワーなどで洗い流しから鈴虫と接触するようにします。
ケースの置き場所
直接日が当たる場所を避けるようにします。
鈴虫は湿気が多い所、薄暗い所を好むため、窓の近くに置くのはやめましょう。
また、温度にも注意が必用です。
室内の温度が30°C以上になる場所を避けるようにし、25°C前後の温度を保たれる場所で飼育することによって鈴虫が元気に過ごすことができます。
鈴虫を卵から飼う時
オスメスのペアを飼うと容易に卵を産んでくれます。
鈴虫は産卵が終わると死んでしまうので、亡骸や餌をケースから取り除きます。
霧吹きでマットを湿らせてから、ケースに通常のフタを使わず、サランラップでフタをします。
産卵から2ケ月は水分を補給しなくても大丈夫。
3月を過ぎた頃、ラップを外して、ケースを少し暖かい場所に移し、霧吹きでたっぷり水を与えます。
そのあとは、卵が孵化するまで、湿気がなくならないように注意します。
そうすると、6月頃に幼虫が生まれ、成虫と同じように飼育すればOK。
まとめ
温度と湿度に気をつけると、簡単に鈴虫を自宅で飼うことができますね。
卵を産んでくれたなら、それを孵化して、来年もまた、鈴虫の鳴き声を楽しむことができます。
簡単に飼育することができるので、これを機会に飼育して、生の鈴虫の鳴き声を聞いてみては。
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