鈴虫とコオロギの鳴き声の違いは?動画で解説!
鈴虫の鳴き声が聞こえる時、コオロギの鳴き声も聞こえてきます。
みなさんは鈴虫の鳴き声と、コオロギの鳴き声の違いを知っていますか?
秋の夜の主役の鈴虫とコオロギの違いをまとめてみました。
目次
鈴虫とコオロギ
同じバッタの仲間。
しかし、鳴き声は大きく異なります。
どちらも、オスがメスに対して求愛するために、鳴き声を出しているとされています。
夜行性なのですが、曇りの日や、気温が下がった日は昼夜を問わずに鳴くことがあります。
鈴虫の形態
鈴虫は頭が小さく、体調は約2㎝。
オスは羽の付け根が重なっているため、三角形の形に見えます。
メスは羽が重なっていなく、尻尾のように卵管が伸びています。
羽を左右に細かく振動させることによって、音がでます。
20度前後でよく鳴き、15度以下になると鳴かなくなります。
コオロギの形態
コオロギは種類によって大きさにもばらつきがあり、1㎝から4㎝。
頭が丸く、黒っぽい体をしています。
後ろ足が長く太いため、ジャンプして飛ぶことができます。
湿地で生息する種類のコオロギは水面に浮いて泳ぐことができます。
鈴虫と同じように、羽を擦り合わせることによって音がでます。
鈴虫の鳴き方
名前の通り、鈴が鳴るように鳴きます。
「りんりんりん」と言った感じ。
コオロギの鳴き方
「コロコロコロコロ」と鳴きます。
コオロギは3種類の鳴き声を使いわけています。コオロギは鼓膜を持っているため、音を聞き分けることができます。
そのため、自分たちが発する鳴き声で行動や意思を相手に届けることができるとされています。
威嚇
オスとオスが激しく戦う時に「チ、チ、チチチ」と短い鳴き声が特徴。
この音は相手に近寄るなと意思表示しているため、コオロギがこの鳴き声を聞くと近寄らなくなります。
メスの取り合いや、縄張り争いをしている時はこの鳴き声を聞いても引き下がりません。
メスを呼ぶ
一番音量が大きいもので、一般的によく聞くコオロギの鳴き声はこれにあたります。
この鳴き声が聞こえると、メスはその鳴き声の元へ向かい、他のオスは少し離れた場所へ移動します。
こうすることによって、隣同士でオスが鳴きあうことを防ぐことができます。
メスを口説く
メスが近くまで来てくれた時に、オスが示す行動。
優しく、ささやくように静かな鳴き声を出します。
コオロギの鳴く回数で気温が分かる。
昔から、コオロギの鳴き声の回数を聞くと今の気温が分かると言われています。
気温の割り出し方は、コオロギが8秒間に鳴いた回数に4を足すと現在の気温になります。
「リーリー」となく場合はこの「リー」を1と数えます。
コオロギは日中の太陽が照る時間帯には静かで、夜に鳴きます。
秋になり、気温が下がってくると、昼間に鳴きます。
気温に敏感なコオロギだから、温度を割り出すのに適していると言われているんですね。
鈴虫とコオロギを飼う
鈴虫とコオロギはほぼ同時に成虫になり、鳴きだしますが、一緒に飼育することはできません。
鈴虫もコオロギも雑食のため、共食いをする可能性があり、コオロギは種類が多く好む条件が違います。
鈴虫は湿気を好み、コオロギは乾燥に強いので同じ水槽に鈴虫とコオロギを入れて飼育はしない方が良いですね。
好みの餌も違います。
飼育方法はどちらもほとんど変わりません。
鈴虫の飼育方法はこちら
まとめ
鈴虫もコオロギも夏から秋にかけて、美しく鳴いてくれます。
どちらも、簡単に飼育することが出来るので、お子さんの夏休みの自由研究にも最適ですね。
2匹の鳴き方の違いを身近で体験してみてはいかがですか。
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