【七夕】織姫と彦星の話!天の川は七夕しか見れないの?

七夕天の川

七夕と言えば、織姫と彦星が1年で1度会うと伝説的なお話ですよね。

そのため、七夕の夜はロマンテックな時間で、近年では恋人の日と認識している人も多くいると思います。
この織姫彦星のお話をまとめてみました。

織姫と彦星本当の話

昔、天の川に東に織物を織る織女がいました。
しかしその織女は年頃になっても化粧もせず、遊びにも行かず織物ばかり織っていました。
そのことを不憫に思った父親が婿探しを始めます。
天の川の西には真面目に働く牛飼いの青年がおり、その噂を聞いた織女の父親が娘と結婚して欲しいをお願いし、その青年が結婚をありがたく承諾し、二人は結婚することになりました。

しかし、結婚してからの二人はまったく仕事をしなくなり、毎日天の川のほとりで話ばかりして働かなくなってしまいました。

それに怒ったのが織女の父親です。

父親は二人を引き離し、前のように働くなら年に1度7月7日の夜だけ会って良いと告げました。

これが物語の本当の話で、二人は結婚したことによって働かず怠けものになり、別れさせられたんですね。
二人はそもそも恋人同士ではなく、夫婦であったのです。

幸せな日々を送っていたのにもかかわらず、仕事もしなくなってしまい、父親に激怒され引き離されてしまいました。
しかし、その父親に前のように一生懸命働くなら年に1度会ってもよいと許しをもらったのです。

織姫の星、彦星の星

織姫と彦星

夏の星座、「こと座のベガ」「わし座のアルタイル」を指しています。

天の川は七夕だけでなく一年中見ることが出来ます。

このベガとアルタイル、くちよう座のデネブを線で結んだのが夏の三大三角形と呼ばれる星群で他の星に比べて見つけやすくなっています。
しかし、実際の七夕の夜には見えにくいことも多く、時期的に雨や曇りが多いため、観察には向いていない日になります。

8月上旬から見えやすくなります。
9月になると天気が良かった夜など条件が揃えば、天の川も見ることができますよ。
このことを知らずにカップルが一生懸命7月7日の夜に空を見上げても星が見えないなんてことが多くあると言うことですね。

世界の七夕伝説

世界によって七夕の伝説は全然違うものになっています。
簡単に見ていきましょう。

フィンランド

とても仲が良かった夫婦がそれぞれ亡くなった後、星になったのですが、その2つの星が遠く離れてしまって、星になっても傍にいたかった夫婦はそれぞれの近くに散らばった星屑を集めて、二人の星の間に橋を作ります。

この願いは千年後に叶えられ、二人の星の間には大きな橋が作られ離れていた二人が行き来できるようになりました。
この橋こそが天の川と言い伝えられました。

中国

昔、天上には「天衣」と呼ばれる天地を自由に行き来できる姉妹が住んでいました。
ある日、その天衣を着て、地上で水遊びをしていたのですが、若い男に天衣を隠されてしまいます。

天衣がないため、天上に帰ることができなくなったため、その若い男と結婚することになりました。
天女と結婚した若い男は子供にも恵まれ、幸せに暮らしていたのですが、いつまでも帰ってこない天女に天上の上帝が激怒し、天女を地上から連れ戻してしまったのです。

母親がいなくなった子供は泣きじゃくり、その子供を見た年を取っている牛が私をあやめてその皮を剥ぎ、その皮を着れば天上に行けると告げたのですが夫はそれを断りました。しかし、その年老いた牛は自ら頭を打ち付け亡くなってしまいました。

その皮を着た若者と子供は天上へと登っていき、天女を見つけます。
天女を見つけることが出来たのですが、空から大きな手が伸び二人の間に線を引きました。
その線から水が溢れだし、二人の間があっとゆう間に離れてしまいました。

それを見た子供が、若者とともに、空に架かる水をひしゃくですくいだしました。
それを見ていた上帝が若者の愛情と子供の母を慕う姿に感動し毎年7月7日だけ家族で会うことを許したのです。

まとめ

日本の七夕のお話に加えて、世界の伝説も紹介しました。
同じ七夕であっても国によってまったく違うお話で私もびっくりしてしまいました。

恋人同士なのかと思っていたら実は夫婦だったり。

どんな理由があったとしても1年に1度しか会えないのは寂しいものですよね。

今度天の川にかかる星を見たらいろんな思いを感じてしまうかもしれません。
今年の7月7日の夜には雲がないことを祈ります。

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