過呼吸の原因と症状、その対処法。パニック障害との違いは?
みなさんは過呼吸になったことがありますか?
私は一度だけありました。
突然息ができなくなってしまってちょっとしたパニックを起こしてしまいました。
あまりにも突然の出来事だったので家族も慌ててしまって救急車を呼んでしまったようです。
過呼吸の原因と過呼吸が起こってしまった時の対処法。
パニック障害との違いを解説していきます。
過呼吸の原因
そもそも過呼吸は何故起こるのか?
息を必要以上に深く、早く吸い込んでしまうことによって引き起こされます。
過換気症候群とも言われています。
過呼吸は運動後に発症する場合もあります。
過換気症候群は精神的な不安から起こる場合があり、心身症の一つになります。
何もしていない時に発症する場合の多くは精神的な不安やヒステリーなどが考えられます。
ストレスを受けやすい10代や20代に多く発症します。
女性の方が少し多いようです。
私の娘もよく過呼吸になってひどい場合は救急車を呼んだこともありました。
私がひどく叱った時などに起こることがあったので、精神的ストレスが原因でしたね。
はじめはただ泣いているだけなのですが、涙が止まらなくてだんだんしゃくりあげるように泣き出して、その後呼吸ができなくなることが多かったです。
10代の頃は親に叱られることも多いとは思いますが、子供にとっては、過剰なストレスになってしまうのでしょうね。
だんだんと大人になるにつれ過呼吸を発症することが少なくなってきました。
過呼吸の症状
初期の症状は血液中の酸素の濃度が少なくなる、低酸素症によく似た症状になります。
はじめは呼吸がしづらい症状がでて、ひどくなってくると、手足がしびれてきたり、唇がしびれてきて、呼吸困難になってきます。
さらに、激しい耳鳴りが起こることもあります。
興奮状態が続き、意識混濁がみられるようになってきます。
過呼吸を発症してから何も対処しないでいると、だんだんと悪化してしまうということですね。
本人もつらいですが、見ている周りの人もどうしていいのかわからず
オドオドしてしまうとさらに悪化させる原因になってしまうので、対処法をしっかりと知っておくのが大切です。
過呼吸の対処法
よく言われているのが、紙袋などを口に当てて呼吸させることですよね。
この対処法が広く知られています。
しかし、この方法だと、最悪の場合窒息死に繋がる場合があるので注意が必要です。
二酸化炭素を大量に排出することによって、脳がその二酸化炭素の排出を止めようとして、呼吸そのものを止めてしまって起きるのが過呼吸です。
そのため、二酸化炭素を外に出さないようにしなくてはいけませんね。
呼吸の速さと深さを意識することによって、過呼吸は自然と収まっていきます。
呼吸を整えるために「ゆっくりと息を吐きます」
とにかくゆっくりと吸う時よりも吐く時に時間をかけるようにしましょう。
私も救急隊員にゆっくりと呼吸するように言われましたね。
一人だとうまく呼吸を整えることができなくて、隊員の方が一緒にやってくれました。
過呼吸を起こしている人がパニックを起こしているようだと難しいかもしれませんが、周りにいる人が胸や背中に手をあてて、落ち着かせてあげることが大切ですね。
ここで過呼吸の対処法と予防法を動画で見てみましょう。
パニック障害との違い
パニック障害の症状として、過呼吸があります。
しかし、パニック障害と、過呼吸は別な病気として考えられています。
パニック障害は脳の神経伝達物室の異常によって引き起こされます。
症状としては、動悸、発汗。震え、息苦しさ、めまいなどがあります。
自分をコントロールできない不安や狂ってしまうのではと言う恐怖などがあります。
発作は30分ほどで収まる場合が多いです。
特徴的な症状として、以前その場所で発作を起こした場合など
またその場所に行くと発作が起こるのでなないかという恐怖から
その場所を避けるようになったり、人ごみが嫌になってしまうことがあります。
特徴的な症状がある場合、パニック障害として診断されます。
過呼吸を起こしたからと言って、パニック障害となるわけではありません。
逆に、パニック障害なのに、過呼吸と診断されてしまうこともあります。
どちらの症状も精神的理由が多くあるので、精神科を受診するのが良いでしょう。
まとめ
仕事を持っている人、家庭を持っている人、それぞれストレスを抱えていると思います。
一人で抱えず、自分なりのストレス発散方法を知ったりやったりすることがとても大切ですよね。
我慢せずに、病院に行くのも一つの方法です。
自分が何故過呼吸になるのかの原因を探って対処するようにしましょう。
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